鮮魚の半額には弱い
今日は、鶏料理にしようと買い物に出かけたとき、鮮魚コーナーに人だかりが出来ている。
餌を投げられた鯉のように、わらわらと、人が寄っている。
これはまさに、値引きシールが張られた瞬間だぞ。
その時、子どものように駆け出したいのをぐっとこらえ、他の商品を探すふりしながら、早歩きで現地に向かうぼくがいる。
到着。
どうやら、天然ブリ切り身に半額シールが貼られている。
ここでもまた、焦らないでいるぼくを演出する。
あるまる鯉をかき分けて、餌を食べたいのだが、そこは大人にならないといけない。
順番を待って、商品を手を伸ばす。
その時にもう、ブリがなければ縁がなかっただけ。
自分に言い聞かせて、反対側の秋鮭の切り身なんて眺めてるふりしながらブリを狙う。
どうやら、買えそうだ。
ここでもう１つ、選択肢がある。
ブリの背側と腹側の切り身がある。
脂身は、腹側のほうにある。
５０才をこえたら、魚も脂ののりじゃない。
だから、迷わず背側を選ぶ。
無事購入。
でも、今日は豚肉買って、焼うどんにする予定なんだなぁ。
先日買って余った、蒸しうどんが一袋残っていたので、もう１袋買い足して、焼うどんにしたかったので。
いつもきれいに撮影してるけど、なんならフライパンのまま食卓にドン！と置いてみんなで取り分けてるのですよ。
そんなもんです。
で、
翌日、無事ブリの照り焼きになりました。
ブリの照り焼きの物語レシピ
ブリ４切れを洗ってふいて、塩振っておいて水気をふき取って。
米粉をまぶしてフライパンに油をいれてまず焼く。
裏表焼いたら、
酒 大さじ１
みりん 大さじ２
を加えて煮詰め、
しばらくして、
醤油 大さじ１
加えて煮詰めて出来上がり。
途中蓋して蒸し焼きにしたかな。
いい感じ。
鮮魚コーナーに、人だかりができていたら、また冷静沈着を装って、買ってしまうだろうなぁ。
ブリ、カツオが大好きなんでね。
また買いにいくからね。
人だかりできてろよ。
ビストロパパの料理塾 主宰
滝村雅晴
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