今日は、優梨香の命日。
家族で、まだ今年行けていなかった初詣の後、お墓参りに行きました。
昨日のこと。
命日だから、優梨香の好きなケーキを買おうとお店に行きました。
モンブランが大好きだったんですよ。
モンブランと、クラシックモンブランと、モンブランタルト、そして次女が好きなチーズケーキの４つを買いました。
ケーキを選んでいる時に、急に涙があふれてきて。
なんで、僕はケーキを買っているんだろう。
お祝いでもないのに、優梨香がいないのに、なんでモンブランを選んでいるんだろう。
って、急にケーキを買う理由が分からなくなりました。
悲しかった日に、ケーキって買うんだったっけ？
毎年、優梨香が好きなケーキや食べ物を買ったり作ったりしているけど、なんでだろう？
急になぜそんなことをしているのか探し出しました。
いつもは、そんな理由探しをしていなかったのに。
この１年は、僕が直腸がんになって、手術して直腸リンパ節切除したけれど、無事早期発見で、無事健康な日々を暮らせるようになったり。
妻のお父さんが昨年の５月に無くなられてから、いろいろバタバタしていたけれど、納骨も終わり、昨年末にはゆっくりすることができたり。
次女が自力で学び、コツコツ努力をして、無事受験を終え、希望の美大に入学することができたり。
妻も仕事で、朝早くから遅くまで働いていたりしながら、少し落ち着いたり。
いろいろあったけれど、家族みんなが健康でお正月を迎えることができ、次女の誕生日も迎えて、三毛猫のマリーさんも元気で癒しになってくれていて、
今いる家族が、健康で、日々穏やかに、それぞれがやりたいことをやって過ごしているからこそ、
優梨香の命日を思った時に、急に２０１２年の１月ごろの記憶が思い出され、
幸せなのか、悲しいのか、どっちの気持ちでいたらいいのか、分からなくなったのかもしれません。
何と言うか、今までになく、心の準備的なことが出来ていなかったのかなとか。
昨日、魚の専門店に寄った時、声を掛けられました。
「この、うなぎとってもおススメなんですが、ちょっと見てもらってもいいですか？」
って。
この日は、何を買うか決めていたので、うなぎに興味は無かったのですが、
優梨香が、うなぎ大好きだったのです。
通院、入院していた大学病院にある食堂で、うな重があって。
上手に食べることが出来なくなってきたときですが、好んでうな重を食べたがったのです。
とても、よく覚えていて。
「ユリちゃん、うなぎ好きだったよね」
って、夫婦でよく思い出していました。
魚屋に買い物に行って、パパ料理を初めて２２年。
うなぎをおススメされたことなんてありませんでした。
それが、優梨香の命日に作る料理の買い物をしている時に、うなぎをすすめられて。
なんかね、１月１２日は、みんなでうなぎ食べようって。
買いましたよ。
とっても、立派なうなぎ。
でも、とってもお得な価格で。
優梨香が、うなぎ食べたかったんだろうなって。
なんか、ちょっと嬉しくなりました。
これ、かわいいでしょ。
３０センチ丸カバー。
セリアで１００円。
この台にのって、神社で新しくもらってきたお札を神棚に祀りました。
神社にお参りして、いろいろとお願いするのですが、最近、なんかざっくりお願いするようになって。
昔は、とても詳しく、つらつらと、１つ１つ思いを伝えていたのですが、なんかもう、日々、
当たり前のように料理ができて、
家族で食卓を囲めて、
好きなもの食べて、
好きな仕事して、
好きなギター弾いて、
好きな映画、ドラマ、アニメみて、
仕事につながること探求して、
マリーさんと遊んで、
朝の景色を見ながらジョギングして、
その繰り返しが続けばいいなと。
心から思っています。
自分が誰かの役に立ち、自分は自分で好きなことをしていて。
それも、全部、優梨香が気づかせてくれたことなんですけどね。
元気だったら、今２１歳。
今年の５月で２２歳。
優梨香は、どんな仕事しようとしてるのかな。
さて、立派なうな重作ろうかな。
今日も、優梨香のおかげでいい一日になったよ。
パパより
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